プロが伝える!納得のファミリーカー選び

ファミリーカーというと便利なミニバンが思い浮かびますが、クルマに求められる性能は乗る人や家族の状況によっても違い、実にさまざまです。
今回は満足できるファミリーカーの選び方とオススメ車種を自動車のプロがしっかり伝授いたします!
紹介してくださるのは、モータージャーナリストとして活躍中のまるも亜希子さんと山本シンヤさん。ママ、パパとして子育てにも奮闘中のお2人、実体験に基づいてプロが導き出すベストファミリーカーとは?

自動車研究家 山本 シンヤ

【プロフィール】
自動車研究家
山本 シンヤ(やまもと しんや)自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」として活動を行う。自動車メーカー在籍中はSUVの商品企画に携わっていた経歴を持つ。

モータージャーナリスト まるも 亜希子

【プロフィール】
モータージャーナリスト
まるも 亜希子(まるも あきこ)自動車雑誌の編集者から独立してフリーのモータージャーナリストとして活動。専門誌のほか一般誌や女性誌にも寄稿するなど活躍の幅は広い。一児のママであり、母親目線でのレポートも数多くこなしている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

ファミリーカーに必要な性能とは

必須条件は、みんなが快適なこと

ファミリーカーは「乗っている人すべてが快適」ってことがまず大前提ですね。2ドアクーペでも、みんなが快適に乗れるなら、れっきとしたファミリーカーなんです。
そういえば、うちは子供が生まれたのを機にロードスターからエルグランドに乗り換えましたね。

家族で乗るならスライドドアありのミニバンはいいですね。

子どもが小さいうちはスライドドアは助かりますね。荷物を持って抱っことか頻繁にありますからね。パパとママの見るところは違うので「ここは絶対譲れない」というポイントをそれぞれ出して、そこから検討していくのがいいですね。

そうなんです。勝手に決めるのは良くないです。スライドドアはあると安心なんですけどね。場所によっては急に飛び出す形になる場合もあるので、小さいうちは「車のドアはパパかママが開ける」というルールを決めておくのがいいですね。

なるほど。それから、子どもがいるとママは後ろに乗ることも多いですから、後席の快適性はかなり重要です。消臭機能のあるエアコンもあるといいですね。乗り心地や広さ、収納も大事。あと離乳食や飲み物などちょっとしたものを置きたいから、テーブルもほしいです。シートの撥水加工もあるとうれしいです。

そうですね。撥水加工はレジャー向けに考えられがちですが、意外とファミリーカーにも大事なポイントだと思います。あと、赤ちゃんがいるご家族ですと車内でオムツ替えすることもあると思うんです。その場合は背の高いモデルのほうがいいですよね。

そうですね。背高モデルですとトールは最強ですね。ノートも広くて使いやすいです。e-POWERという新しいドライブフィールもいいですね。

僕はソリオもいいと思いますよ。コンパクトな背高モデルでスライドドアもあって、ほんとうに使いやすいですね。
シートがスライドできる、シートアレンジ機能はどうですか。あると便利だなと

子どもとの距離を縮められるのはいいですね。室内は広いのがいいけど、広いだけじゃなくシートアレンジ(スライド)できることも重要なポイントだと思います。子どもが生まれると、おじいちゃんおばあちゃんにも見せたい気持ちがあるから3列シートミニバンを選びがちじゃないです?その場合は3列目の操作性はしっかり確認したほうがいいですね。

そう。車選びの際に、シートのタイプやアレンジの使い勝手など細かくチェックしたほうがいいですね。

─ プロのおすすめ:スライドドア、シートアレンジ重視なら

ダイハツトール
ダイハツ トール

低床で、両側スライドドアつき。シートアレンジもカンタン。座席間移動でき、子どもと一緒に乗る車として使いやすい。クルーズコントロールあり。

スズキソリオ
スズキ ソリオ

センターウォークスルーや後席両側スライドドアなど快適装備が充実。シートアレンジも多彩。低床で子どもも乗りやすい。予防安全性能も充実。

みんなで乗れる5人乗りモデル

ところで、5人乗りモデルではどうでしょう。適度にコンパクトで積載性も備えているという点で、わたしのイチオシはカローラツーリングです。一般的なワゴンに比べて全長が少し短くて扱いやすいし、4人家族なら十分なスペースが確保されています。
定番という意味では、新型になったフィットもかな。室内は広いけど大きすぎないから、ファミリーカーとしてオススメですね。

僕もカローラツーリングは同感です。あの広さがあれば、子どももくつろげますね。

うちは今12歳なんですけど、これくらいになると「目線が高い」ことも大事になってきます。ジュニアシートに乗って外が見えないと、一緒に楽しめないですから。助手席にも乗りたがりますしね。

SUVとかミニバンでアイポイントが高い車種は、特に助手席からの眺めもいいですからね。助手席の快適性と安全性も要チェックですね。みんなが楽しめる作りになっている車であることも大切ですよね。そういう意味では最近話題のコネクティッド対応モデルなんかきっと楽しいでしょうね。

ナビも積極的に操作してきますからね。

ヴェゼルもいいですね。後席はコンパクトSUVでもトップクラスの広さです。

─ プロのおすすめ:5人乗りモデルを選ぶなら

トヨタカローラツーリング
トヨタ カローラツーリング

性能が良い。価格も手頃で、楽しく運転できて乗り心地良し。コネクティッド機能にも注目。4人家族なら十分なスペースがある。

ホンダヴェゼル
ホンダ ヴェゼル

大人も子どももラクに乗り降りできて、室内も広い。上質感があり、静かで過ごしやすい室内は男女問わず人気。安全性能も充実。

使いやすさはやっぱりミニバン

日常的に使うならやっぱりミニバンという人には、2大巨頭のフリードシエンタでしょうか。チャイルドシートを使う小さい子どもがいるなら、コンパクトミニバンは使い勝手バツグンですね。

3列が必要ならフリードのクロスターも良さそうですね。

4WDも本格的だし、ルーフレールもちゃんとしたのが付いています。
3列シートを頻繁に使うという人には、セレナもオススメですよ。3列目のアクセス性も優れていますし、バックドアの使い勝手がいいです。

3列目は使うケースをよく考えて検討するのが良いでしょう。あるけど結局使っていない、という場合もありますので。
ミドルクラスではステップワゴンのわくわくゲートもいいアイデアですね。

─ プロのおすすめ:使いやすいミニバンを選ぶなら

ホンダフリード
ホンダ フリード

子どもが小さいうちはコンパクトな車が使いやすい。チャイルドシートを使う年齢ならこの車はオススメ。先進安全装備も充実。

日産セレナ
日産 セレナ

3列目の操作性に優れ、バックドアの使い勝手も良い。家族みんなでアウトドアや買い物に出かけることが多い人にはピッタリ。

人気のSUVもファミリーカー向き

SUVはファミリーカーとしてどうでしょう。「SUV=大きい車」というイメージがありますが、安全性能に優れた車種が多いですね。

最近はコンパクトSUVも人気ですよ。家族にあった"使いやすいサイズ"ならファミリーカーに向いています。

ロッキーライズは最高の選択でしょうね。

みんなが使いやすいサイズというのが素晴らしいです。すごく売れているのも納得です。

ママ目線でサイズ感も考えるなら、スバルXVはかなりいい選択ですね。

程よいサイズで、他にない魅力を持っていますからね。もしかしたらベストバイかも?
週末のドライブやレジャー中心で考えるなら、クロスオーバー系も外せないですね。

間違いなくRAV4がいいでしょう。
4WDもしっかりしているし、性能のバランスも文句なしです。

レジャーでしっかり使うなら、フォレスターは選んで間違いないです。雪道での信頼性も高く、ウインタースポーツを楽しむご家族なら安心して乗れるはずです。雪が多い地域にお住まいの方は4WDのシステムもしっかり確認して選びましょう。

─ プロのおすすめ:コンパクトSUVで選ぶなら

ダイハツロッキー
ダイハツ ロッキー

DNGA小型車第1号。タイヤは大きくても小回りがきき、コンパクトでありながら室内も荷室も広く、ファミリーカーには最適。

スバルXV
スバル XV

ママ目線のベストチョイスならこの車。ベビーカーもラクに乗せられる広い荷室。死角が少なく視界良好。衝突安全性能も高い。

─ プロのおすすめ:クロスオーバー系で選ぶなら

トヨタRAV4
トヨタ RAV4

バランスの良い高性能。視界良好で縦列駐車時や交差点でも安心。用途にあわせてフロントを選べる。4WDにもオススメ。

スバルフォレスター
スバル フォレスター

高速での走行支援やドライバーのわき見検知など先進安全機能搭載。5人で乗ってもゆとりある広さ。雪道などでの信頼性も高い。

     

『ファミリーカー選び、大切な3つのこと』

一、 色やタイプは夫婦・家族できちんと話し合って決めよう!
二、 乗る人数、子どもと乗った時の使いやすさを重視!
三、 数年後の子どもの成長も見据えたサイズ選びをしよう!

ファミリーカー選び、大切な3つのこと

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