子育てに最適なオススメ車種は?車選びのポイントはコレ!

子育て中の方にとって、クルマは買い物や送り迎えなど日々の生活をラクにしてくれるものではないでしょうか。また、同時に親子や家族の絆を深めてくれることもあるでしょう。今回は「親子で使うクルマ」をテーマに考えてみました。やっぱりミニバン?いえいえ、実はそうでもないんですよ。
子育てに最適な車選びについて、プロの視点で語ってくださるのは、一児のママとして多方面で活躍するモータージャーナリスト、まるも亜希子さんです。

モータージャーナリスト まるも 亜希子

【プロフィール】
モータージャーナリスト
まるも 亜希子(まるも あきこ)自動車雑誌の編集者から独立してフリーのモータージャーナリストとして活動。専門誌のほか一般誌や女性誌にも寄稿するなど活躍の幅は広い。一児のママであり、母親目線でのレポートも数多くこなしている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

子育てに最適な車とは

「乗り降り」「室内」「荷室」の3ヶ所をチェック

独身時代や夫婦ふたりだけの時と比べて「子どもが生まれてからのクルマ選び」は基準が明確に変わってきます。その核となるのは「子どもの世話をしやすく、快適なクルマかどうか」ということではないでしょうか。

例えば、大人ひとりならスムーズにできる乗り降りも子どもを抱っこして乗り降りする時はどうか、小さな子どもでも安全に乗り降りできるかどうか という点をチェックします。その観点でまず最初にあると良いのはスライドドアでしょう。車種によっては、足をかざすだけで開くハンズフリー機能のあるスライドドアがついているクルマもあります。

また、室内の広さやシートの形状も重要で、家の中にいるのと同じように子どもの世話ができるかどうかは重要なポイントです。具体的には、大人が室内で中腰になっても苦痛ではない天井高があることや、座面にあまり傾斜や凹凸がなくフラットなシートが好ましいでしょう。ウォークスルーで前後の席を移動できるのもコミュニケーションがとりやすく何かと便利です。
そして、シートアレンジができることはとても大事です。子育て中はベビーカーなど大きな荷物を積むことも多くなりますので、荷室が広く、後席がスライドできたり、前倒し機能でフレキシブルにアレンジできること、その操作が片手でも簡単にできることが重要です。

迷ったらひとまず、「乗り降り」「室内」「荷室」の3箇所をチェックポイントとして覚えておいてください。

─ プロのおすすめ:荷室ゆったり・使い勝手良し

選ぶ時はココに注意して

子どもが生まれてからのクルマとして、一番選ばれやすいのがミニバンです。
家族みんなで一緒に乗れて、3列シート車もあるミニバンは魅力的ですが、近頃は2列シート車で両側スライドドアつきのミニバンが増えてきているように「本当に3列シートが必要?」という点はよく考えたいところです。家族があわせて7人だったとして、みんなで乗る機会が年に1~2回しかないなら、その時だけレンタカーを借りるという手もあります。
また、広い室内が欲しいからと安易に大きなミニバンを選んでしまうと、狭い街の中での運転がストレスになってくることも。室内の広さと運転しやすさのベストバランスを見つけましょう。

シートアレンジのパターンも多ければ多いほどいいというものではなく、操作が難しく重いアレンジはいずれ使わなくなります。「スライド」「折りたたみ」「リクライニング」が軽く簡単に操作できるものが一番です。
コンパクトミニバンであればフリードがシートアレンジも簡単でおすすめですよ。

─ プロのおすすめ:運転しやすい・機能充実

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あると便利な装備・機能

ラクに使えて安心できるものを

車における「子育て三種の神器」をご存知ですか?
(1)スマートフォンを接続して音楽を聴いたり、充電もできるUSBポート
(2)すぐに食事ができる折りたたみテーブル
(3)子どもが眠っている時に便利なロールサンシェード
これらがそうです。

この他には、カップホルダーも多いほうが良いでしょう。マイボトルや紙パック飲料が入る形状で、小物入れとしても使えるものがベストですね。
ダイハツ・タントはこうした「小物入れ」などがとても充実しており、使いやすさの上では代表的存在です。

安全装備も重要ですが、全車速追従機能など先進のものよりは、低速での衝突被害軽減ブレーキ、踏み間違い防止といった『うっかりミス』を防いでくれる身近な装備にも注目をしてください。
そして子どもはちょっと目を離すとチョロチョロと動きます。車庫入れなどで死角をなくして安全確認しやすいことも重要です。障害物検知機能付きのアラウンドビューモニターがあるととても安心です。

─ プロのおすすめ:収納充実・使いやすさ最上級

みんなニコニコ楽しく過ごしたい

子どもは大人に比べて体温が高く、汗っかきで暑がりです。
真夏など後席に座るとなかなかエアコンの冷風がまわらず、熱中症になる危険性も。後席用のエアコン吹き出し口やサーキュレーターがあると、素早く快適な温度に調節できて安心です。
eKスペースは軽自動車ながら、後席に風を送るリヤサーキュレーターが標準装備されているグレードもあるのでオススメです。

また、子どもは元気いっぱい遊んでどろんこの洋服のままシートに座ったり、車内で飲み物をうっかりこぼしたりしがち。そんなときも、撥水(防汚)加工シートなら汚れに強く、サッと掃除完了。撥水加工シートはぜひともほしいですね。
親も笑顔でいられますし、子どもはのびのびできて、みんな楽しく過ごせます。

─ プロのおすすめ:うれしい気配り仕様・シートアレンジで便利に

     

『子育てに最適な車選び、大切な3つのこと』

一、 「乗り降り」「室内」「荷室」は重視しよう!
二、 「スライド」「折りたたみ」「リクライニング」も重要なポイント!
三、 後席の空調コントロールや撥水(防汚)加工シートはあると便利!



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