初めての車選びはココがポイント!オススメ車種と選び方

初めての車も気軽に新車でスタートできるカーリース。運転免許を取ったばかり!はやく車を手に入れて公道を運転してみたいですよね。でも、かなり緊張するし、数ある車の中からどんなモデルを選んだらいいのか悩ましいところ。
今回はそんな方に向けて、車のプロがオススメと選び方を伝授!
紹介してくれるのはモータージャーナリストとして活躍している竹岡圭さんとまるも亜希子さん。お2人ともそれぞれにさまざまなメディアで活躍中!女性ならではの視点で車の魅力を伝え続けている。「初めての車選びでオススメしたい、プロ目線の選択肢」とは? じっくり話し合っていただきました。

モータージャーナリスト 竹岡 圭

【プロフィール】
モータージャーナリスト
竹岡 圭(たけおか けい)自動車雑誌のほかさまざまなメディアで執筆を行うモータージャーナリスト。『おぎやはぎの愛車遍歴』(BS日テレ)の出演など、タレントとしても活躍中。自身のチーム「圭rally project」を立ち上げ、全日本ラリー選手権へチャレンジしている。

モータージャーナリスト まるも 亜希子

【プロフィール】
モータージャーナリスト
まるも 亜希子(まるも あきこ)自動車雑誌の編集者から独立してフリーのモータージャーナリストとして活動。専門誌のほか一般誌や女性誌にも寄稿するなど活躍の幅は広い。一児のママであり、母親目線でのレポートも数多くこなしている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

初めての車選び、どこがポイント?

運転するポジションが合うことが大前提

「初めての車=軽自動車ってイメージがあるけれど、扱いやすい大きさかどうかだけじゃなくて、機能も含めて"運転のしやすさ"は重視すべき大きなポイントですね。」

「パッと見のイメージだけだと、背高の車は幅広に見えたりするんですよね。実際のサイズ感を確認したり、運転のしやすさはどうなのかチェックするのはとても大事です。」

「車のボディラインも高低差や曲線など抑揚があると車幅がつかみにくかったりしませんか。」

「ボディラインは直線基調のほうがわかりやすいね。あとドライビングポジションね、運転するポジションとして一番いい位置、視界が良くハンドルやブレーキなどが操作しやすい位置ね。これをきちんと合わせられることが大事です。最近はドライビングポジションが調整可能な車も増えてますよね。そして小回りが利くこと!

「小回りといえば最小回転半径はチェックしたほうがいいですよね。最小回転半径っていうのは、車の前輪の外側にあるタイヤが回ることができる半径です。最大で5.4mくらいまでを目安に。4m台だとすごく小回りが利きますよ。最近はSUVでも5.1mとかのモデルがありますね。」

「あるある。あとね、前輪軸と後輪軸との距離、前輪の中心と後輪の中心の間ね、このことをホイールベースというんですが、その長さも確認してください。ここが長いと最小回転半径も大きくなるの。だから全長がある車は運転し始めたばかりの人には曲がる時に怖さを感じてしまうと思うんです。やっぱり感覚をつかみやすいという意味でコンパクトな車が一番ですよ。」

「理想は、運転席に座ってフロントガラス越しに前方のボンネットの両端が見えることかですかね。」

「うーん、最近は空力特性といって空気抵抗を考慮して、低いボンネットで見えづらい車もありますね。運転席からの視界を気にするなら、SUVは視界が優れてるからいいんですけどね。」

「最近SUVはほんとうに人気で、乗りたい人も増えているんですけど。気をつけたいのは後部のデザインです。後ろがシュッとしたデザインだと後部の視界が悪くなるので、バックで駐車する時にしんどいんですよ。」

後ろの状態を見ることができるバックカメラとかミラータイプのモニターとかあったほうが安心よね!」

─ 運転支援はあったほうがいいですか?

なるべく自分の目で見て、音を聴いて"人がいないか"とか"障害物がないか"などの確認をするべきですね。最終的なお助けの存在として使うのはいいと思います。お守り的に考えるといいです。」

「そう、機能に頼りすぎない程度に。もちろん自動ブレーキなどはあったら安心ですからね!自動ブレーキがあると、たとえば前に停まっている車があったりすると警報が鳴って教えてくれるんですよ。万一、それに気づかなかったとしても、自動的にブレーキを制御して衝突被害の軽減につながりますね。」

「運転支援装備がないとダメというわけではなくて、たとえばさっきお話したドライビングポジション。これを自分に合わせることができて、気に入ったデザインなら、その車を買えばいいんです。優先順位はあくまで自分に合った車を選ぶことですから。」

▼ 車を買う前の準備
(1) 予算
無理なく支払える予算を事前に決めておきましょう
(2) 支払い方法
まとまったお金があるなら現金一括、他にはローン、カーリースなどもあります
(3) 車両タイプ
街乗り用の軽自動車?家族で乗れるミニバン?乗る人数や状況で考えてみましょう
(4) 装備
アウトドア派なら広い荷室、お子さま連れにはスライドドア、使いやすさで考えましょう
(5) デザイン・外観
長く使うものなので好きなカラーや飽きのこないスタイルで選んでみましょう

新車を購入する時の流れ

知っておくことで余裕が生まれる!

ほしい車が決まったら「購入の流れ」を把握しておくことも大切。新車購入は概ねこのステップで進みます。


A予算・条件
選択
B車種
支払い方法選択
C見積り・
問合せ・試乗
D契約・購入
E納車
・下取り車がある場合や納車日の確認は、C「見積り・問合せ・試乗」のタイミングで行いましょう
・任意保険にこれから加入する場合は、D「契約・購入」のタイミングで見積りや審査申込を始めましょう


まず、予算と条件を決めましょう。
既にほしい車が決まっていれば、そのままディーラーで『C.見積り・問い合わせ・試乗』をすることができます。そして、車の購入に必要な書類の準備についても事前に把握しておきましょう。




"最初の一歩"には小型の車がオススメ!

小さいことによる安心感は絶大!

「特に軽自動車で感じるのですが、小柄な方でも安心して運転できる車が増えています。運転しやすさを追求して開発されているので最初の一台としてはいいですよね。」

小さいことによる安心感は大きなメリット。ピタッとした服を着ているかのようで、とにかく運転がしやすいよね。」

「価格が安いグレードになると"ドライビングポジションの調整機能がついていない"とか装備が省かれちゃうので、運転しやすさに直結する装備の有無はしっかり見たうえで、グレードを選びたいところですね。」

「何度も言うけど適正なドライビングポジションが取れることは本当に大事です!」

「大事です!ところで軽自動車を選ぶならやっぱりターボがオススメですか。」

「アウトドアに街乗りにとシーンを選ばず乗りたいならターボの方が燃費が良かったりしますけどね。」

「なるほど。軽自動車も背が高いモデルやコンパクトに特化したモデルなど、いろんなバリエーションが選べるのも嬉しいですね。」

─ プロのオススメの1台は? 

スズキ スイフト
モータージャーナリスト 竹岡 圭

コンパクトカーだったらスイフト。車としてしっかりしつつ、価格もリーズナブル!軽自動車だったら...eKクロス。デザインもいいし、使い勝手良し!

ダイハツ ミラトコット
モータージャーナリスト まるも 亜希子

軽自動車ならミラトコット。ベーシックでシンプルなデザインもいいし、とにかく運転がしやすい。

家族と一緒に使えるマルチな車がほしいなら

5ナンバーのスライドドア車が鉄板!

「子供が生まれたのを機に車を買って久しぶりに運転するって人いますよね。」

「多いんじゃないですかね。そういう時、大きいミニバンを選びがちなんですけど、実はそれはハードルが高いんですよね。」

「大きくてもノアとかヴォクシーくらいならOKですか。最近ではフリードも広くて使いやすいですね。やっぱり5ナンバーのスライドドアつきは鉄板です!5ナンバーっていうのは、全長4700mm以下で、全幅が1700mm以下、全高は2000mm以下のサイズの車のことです。で、ガソリン車なら総排気量が2000cc以下の車のことですね。」

5ナンバーだと、シエンタもいいですよ!あのサイズで3列シートの設定もあって使い勝手良し。3列にこだわらなければソリオとかもいいんじゃない?」

「そうですね。それで"やっぱりもうちょっと荷物積みたい"とか"7人乗れる大きさがいい"とかであれば、ノアやセレナくらいのクラスへとステップアップするのもアリですね。」

─ 大きめのSUVはどうでしょうか?

「初めての車としてはさすがに積極的にオススメはしないかもしれないですね。」

「全幅1900mmオーバーなら厳しいんじゃないかな。」

「そうですね。だとしたらCX-3、ジュークあたりまでならセーフなのでは。」

「そうね!どうしても大きさにこだわるならエクストレイルやフォレスターかな。」

─ プロのオススメの1台は?

トヨタ シエンタ
モータージャーナリスト 竹岡 圭

シエンタ。ベースが子育て世代をターゲットにしているから使い勝手もいいし、意外と走りもしっかりしてる。思いどおりに運転できるから、コンパクトカー感覚で取り回せる。しかもハイブリッドカーなら災害時に電源としても使えるし、キャンプなどでも大活躍しますよ!

ホンダ フリード
モータージャーナリスト まるも 亜希子

フリード。最近マイナーチェンジして走りが上質になったし、乗り心地もよくなった。3列目もしっかり使えるのがいですね!

初めての車だけど、流行のSUVに乗りたい!

視界良好な点は魅力。コンパクトSUVならアリ。

「初めての車だけど、どうしてもSUVに乗ってみたいっていう人いますよね。まっすぐ立ってるみたいな、アップライトなドライビングポジションを取れるから、遠くまで見渡せて、乗ってて楽しいですからね!」

「そう。アイポイントが高いからとにかく見やすい!遠くまで見渡せるのは大きなメリットです。運転がうまくなったように感じるし。」

「一度SUVに慣れると戻れないらしいですよ。」

「わかるわかる。でもね、初めての車であまり大きいのは乗り降りしにくさが気になってしまうことも確かなのよね。」

「車体が大きいぶん、けっこう死角も大きいですから、乗り降り時や小さなお子様がいる場合なんかはほんとうによく確認することが必要ですしね。」

「初めての車としてはハードル高いよね。それでもどうしても乗りたいならコンパクトSUVはどうでしょう!

「C-HR、ヴェゼル、最近出たライズやロッキーあたりですかね。」

「扱いやすさも考えたらクロストレックも鉄板じゃない?」

「たしかに!車高も高すぎず、ワゴン感覚で使えますね。」

立体駐車場がOKなのもポイント大きいよね。」

─ プロのオススメの1台は? 

スバル クロストレック
モータージャーナリスト 竹岡 圭

クロストレック。車としてすごくしっかりしているし、4WDの安定感で悪天候時でも頼りがいがあるのも○

ホンダ ヴェゼル
モータージャーナリスト まるも 亜希子

ヴェゼル。荷室は広いし、コンパクトSUVながら後席が広い。乗り心地も最近とても良くなっています。

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初めての車で楽しいカーライフを送るための心得とは?

とにかく慣れること!それが大事。

運転に集中することが大事です。運転に適した靴や服装をちゃんと考えてほしいですね。ヒールの靴で運転とかは危険ですね。」

「そうそう。あと、怖がらずにどんどん乗ることも大事です。自転車代わりにするくらいに、初めての車はとにかくどんどん乗ってほしい。」

「目的があるとがんばれるから、行きたい所を見つけましょう。運転することが楽しくなります!」

「お父さんとか"家族で運転ができる人"に横に乗ってもらうと、危ない場面で怒られたりして乗らなくなるって話はよく聞きますが。でもね、ひとりで乗るよりは格段に運転が上達しますよ!」

「あとは駐車場。駐車がネックの方は多いでしょうから、郊外のアウトレットやショッピングモールなど、駐車場が広い場所に行くのも練習になっていいですよね。」

「それから、狭い道ね。路地にはまって切り返して泣きを見るってつらいですからね。狭い道も経験しておくと良いかも。」

焦ってきたら、まず安全な場所に停めてひと呼吸置きましょう。余裕を持って運転することはとても大事です。」

「とはいっても運転し始めたばかりだと焦ってしまうんですよね。最初は緊張の連続ですけれど、とにかく車に慣れましょう。そして、運転を楽しみましょう!そうすれば車が好きになるでしょうし、どこへでも行けるという自信もついて、より車の魅力を楽しめますから!」

『初めての車選び、大切な3つのこと』

一、 最初はコンパクトサイズがオススメ!
二、 サイズ、運転しやすさ、ドライビングポジションも重視!
三、 駐車場も狭い道もどんどん乗ってクルマに慣れよう!

初めての車選び、大切な3つのこと

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