モテる車選びはココがポイント!車のプロに聞いてみた

免許を取ったばかりだけど、どうせ乗るなら自分だけの車がほしい!彼女を乗せたい!というか、彼女がほしい!
でも、どの車を選べばいいんだろう...。


そんな悩み多きキミのために、車のプロに【免許を取りたてでも乗れる"モテる車"】について聞いてみました!


今回ボクらの悩みを解決してくれる車のプロは、あの「日本カーオブザイヤー」の審査員かつ元レーサーのスゴ腕モーター ジャーナリスト、五味ちゃんだ。

モータージャーナリスト 五味 康隆

【プロフィール】
モータージャーナリスト
五味 康隆(ごみ やすたか)【2019--2020 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。自転車トライアル競技で世界選手権に出場。その後4輪レースに転向し全日本F3選手権で戦ったのち、モータージャーナリスト活動を開始するという異色の経歴を持つ。確かなドライビング理論と優れた運転技術に裏付けされたわかりやすい解説には定評がある。
また次世代車への造詣も深く、今まで保有したHV車は4台 。絶えず次世代車を所有し続けている 。

モテる車といえば、やっぱり外車?それとも国産車?軽自動車ってどうなの?車種は?

「モテる」といえば、一般的には「SUV」

SUVとは、Sport Utility Vehicle(スポーツ用多目的車)の略。足回りが強く、走る道を選ばない、車高が高くてスポーティーな普通自動車です。
女性に人気の車といえば、このSUV。これは、テッパンです(笑)

例えば、山道や海沿いなどのオフロードを仲間と一緒に移動していて、他の車は先に行っているのに「俺の車だけ行けないよ」みたいなことが、絶対にない。これって『その人の能力』じゃないけど、『その人の選んだ車』だし、やっぱり印象って変わるよね。
だから、男が乗っていると「力強い・たくましい」印象になる。

男にたとえるとSUVは「包容力がある人」。これって昔からモテる男の定番だよね(笑)

あと、乗用車だったらガードレールが邪魔で見えないようなキレイな景色も、車高の高いSUVならバッチリ見えたりする。
てことで、デートにも使いやすい(笑)だから、「モテ=SUV」。

最近でいえば、HONDAの"ヴェゼル"や、NISSANの"エクストレイル"かな。

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でも、SUVって価格が...。ボクらでも買えそうな価格帯で"モテる車"は?

「モテる車に乗る」じゃなく、カッコよく車を乗りこなせ!

『ズバリ!これがモテる車』みたいなアンケートやランキングって、あんまりないんです。女性から見た男の好みも、車の種類も、バリエーションが多すぎて、アンケートをとっても答えがバラけてしまってランキングにならないから(笑)
こんなに価値観が多様化してるんだから、そもそも「この車に乗ってさえいればモテる」という考えがもう古い。 さっき話した「モテ=SUV」というのも、あくまで一般的な話でしかなくて、それが自分に似合うかどうかは別の話。

結局、車ってファッションと一緒なんだよね。個性的な人は、選ぶ車もやっぱり個性的。
一方で、「これ買っとけば間違いないじゃん」て感じの人はUNIQLOに行くかもしれない。でも、UNIQLOだってうまく着こなしている人はカッコイイよ。車もそれと同じ。似合っていて乗りこなしていればカッコイイ。そういう人は、何歳になっても、女にも、男にもモテる。
逆に、どんなに高級な車でも似合ってなければダサい。

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じゃあ、自分に似合う車ってどうすれば見つけられる?

固定観念を捨てれば、自分に似合う車は見つかる

一番の近道は、「車に関する固定観念を捨て去る」こと。
例えば、「軽自動車なんて...」って思った瞬間、その人の可能性・選択肢は少なくなる。
でも、実は今の軽自動車ってほんとにすごいから、選択肢に加えないのはもったいない。
こういう偏見を持たなければ、選択肢が増える。そうすれば、自分に似合うものを見つけるチャンスも増えるよね。
「車は買うもの」という感覚も、もはや過去のもの。
固定観念だよね。
カーシェアが一時期話題になったけど、それ以外にもいろんな車の持ち方・乗り方がある。
似合うものを見つければもっとスマートに車に乗れるよ。


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さらに初心者として気を付けることは?

ボクらが乗れる"カッコイイ車"の3つの条件

【Part1】やっぱり見た目。まずは「カッコイイ」こと
まずは外見が大事。駐車場でご対面するたびに「やっぱり買って良かったな」と思えるものを選ぼう。
かわいいって思うと、ちょっとくらいわがままでも許せちゃう。
車だってそれは同じ。

【Part2】「扱いやすいボディーサイズ」であること
ファッションでも車でも、自分にフィットしたサイズを選ぶのは基本中の基本。ボディーが大きすぎるとそのぶん運転や車庫入れが難しくなる。だから、まだ慣れていない間は、運転しやすいサイズの軽やコンパクトカーを。
これなら、無理なく手が届く範囲の価格で見つけられるしね。

【Part3】車の醍醐味。「好きな時に好きな場所に行ける」を味わえること
夜中でもいつでも、思いついた時にどこへだって行ける。これは、車だけの醍醐味(だいごみ)。実際に乗ってみないと、車にしかない利便性や世界観を体感できない。この醍醐味を味わってこそ、ようやく自分に似合った乗り方や車もわかる。
じっくりひとりの女の子とつきあってようやく「女性」がわかる、みたいな感じかな(笑)。

新車、もしくは故障やメンテナンスに柔軟に対応できること

車に乗り始めてから困ることは「故障やメンテナンス」。例えば、道でパンクしたとする。後ろの車からはクラクション鳴らされてパニクって、どこに電話すればいいのか、何から何までわからない。起こってから初めてそのことに気付く。そういう非日常のことがもっとも困りがちなので、サポートやメンテナンスもパッケージになっている車や契約形態だと、安心かもね。 あと、車は機械だから、当然古いものより新しいものの方が故障は少ない。だから、 初心者には新車の方がおすすめ。


この条件をクリアする車ってどれ?

これが「ボクらの"モテる車"」だ!

【Part1】をクリアするには、エクステリア・インテリアの色やデザインが豊富なものが良いね。見た目をカスタムできるってことは、自分に似合うカッコイイ車にしやすいってことだから。

その上で、さらに【Part2】をクリアするには、SUVのなかだとサイズも価格も
ややコンパクトなNISSAN"エクストレイル"かな。
SUVぽく乗れる軽自動車ってことなら、SUZUKIの"ハスラー"。
SUVぽくはないけど "ムーヴキャンバス"も見た目のカスタマイズ性は高いからアリ。

【Part3】の条件をクリアするには、即金やローンで購入する以外に「カーリース(=車を借りる)」という方法があるね。
借りるとはいえ、時間単位のレンタカーとは違って数年単位で乗れるし、借りるわけなので新車なら購入するより安く乗れる場合もある。なにより、事前予約が必要なカーシェアとは違って「自分専用」だから、好きな時に好きな場所に行ける。
あとは、予算次第だけど、やっぱり安心なのは新車かな。

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「オープン系カーリース」は初心者にピッタリ

カーリースのなかにも、ひとつのメーカーの車しか扱わないものと、複数のメーカーの車を扱うものがある。前者の代表は、例えば自動車メーカーが提供しているもの。で、後者がオープン系のカーリース。 自動車メーカーの販売店(ディーラー)やカーリースだと、他のメーカーの話が聞けないでしょ。
でも、オープン系だとメーカーを横断して数多くの車を比較検討できる。だから、さらに自分に似合う車を探しやすくなる。

車を家電にたとえると、ディーラーやメーカー系のカーリースは「昔ながらの町の電気屋さん」みたいな感じで、オープン系のカーリースは「家電量販店」。
家電量販店の方が、選択肢の数が圧倒的に多いよね。
お店の人が「ちょっと前まではこのメーカーの方が性能が良かったけど、今だったらこっちのメーカーの方がいい」とか、メーカーや機種に縛られずにアドバイスしてくれる。

オープン系のカーリースなら、車でそれができるんです。

ガソリンを入れるついでに車のメンテナンスができる『コスモのカーリース』

初心者に1番おすすめな「オープン系のカーリース」は、コスモ石油がやっているカーリースかな。ガソリンを入れに行くついでにサービスステーションでいつでも車の調子を見てもらえる、という点がポイント高い。車に乗る以上、給油は必ず必要なので、そのついでに追加費用なくプロのサポートを受けられたり、メンテナンスしてもらえたりするのは初心者には心強い。

車って、意外と相談相手が少ないんです。
車に詳しい人はいても、その時の状態を見て整備までできる人ってやっぱりお店にしかいないからね。それと、ずっとガソリンの割引もあるのも大きいね。ガソリンって、ランニングコストだからできるだけ押さえたいし。

車に対して今までとは違う自由な発想を持てるのは、若い人の専売特許。もっと自分に似合う車や持ち方を見つけて、かしこくカッコよく乗りこなしてほしいですね。

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