安いカーリースを選んで、お得に車に乗ろう!

近年、利用者が増えてきたカーリース。コストや手間を減らそうと、安いカーリースをお探しの方も多いと思います。そこで今回の記事では、リース料が安いカーリース会社やカーリースがお得な理由、リース料を安くする方法などをご紹介します。

リース料が安いカーリース会社5選

カーリースの利用

リース料が安い会社は、以下の5社です。

  1. 1. コスモMyカーリース
  2. 2. ニコノリ
  3. 3. MOTA
  4. 4. リースナブル
  5. 5. 定額カルモ君

上から順番にご紹介していきます。(金額は2022年11月時点)

①:コスモMyカーリース

月額料金 新車:8,580円(税込)~
※頭金0円、ボーナス払い50,000円×(年2回)、7年
最安の車種 ミライース(新車)
リース期間 3年/5年/7年/9年
新車/中古車 両方
リース料に含まれるもの 車両本体価格、登録費用、各種税金、自賠責保険、車検、メンテナンス費用 ※メンテナンスパックによって異なる
リース車のメーカー 国産全メーカー
備考 ガソリン・軽油が最大5円/L引き

1つめの安いカーリース「コスモMyカーリース」は、「コスモ石油」が運営するサービスです。

主な特徴は、以下のとおりです。

  • リース期間中のガソリン・軽油が最大5円/L引き
  • 契約満了時の選択肢が多い
  • 3種類のメンテナンスパックが用意されている

コスモMyカーリースはコスモ石油のカーリースなので、リース期間中はガソリン・軽油を最大5円/Lで利用できます。(指定カードでの給油で月間100Lまで)。

リース期間の満了時には、「乗換え」「買取り」「再リース」「返却」の4種類から選ぶことが可能です。

メンテナンスパックは「ゴールドパック」「シルバーパック」「ホワイトパック」の3種類が用意されています。ゴールドパックならメンテナンスのほかにロードサービスやガソリン代5円/L割引、車両の延長保証(7年)も付帯しています。

②:ニコノリ

月額料金 新車:5,500円(税込)~
※頭金0円、ボーナス払い56,292円(年2回)、9年
最安の車種 ミライース(新車)
リース期間 1カ月~9年
新車/中古車 両方
リース料に含まれるもの 登録費用、各種税金、自賠責保険、メンテナンス費用、車検代
リース車のメーカー 国産全メーカー
備考 契約期間中はガソリン5円/L引き

ニコノリは、新車が5,500円(税込)から利用できる安いカーリースです。同社は「ニコニコレンタカー」を運営する「株式会社MIC」が提供するカーリースサービスです。

以下は、ニコノリの主な特徴です。

  • 最短1カ月、最長9年で利用できる
  • 国産全メーカーの新車を選べる
  • 全国47都道府県で利用できる

ニコノリはメンテナンスも充実していて、車検やオイル交換もリース料に含まれています。メンテナンス内容を拡大するための「メンテナンスパック」も用意されているほか、全国約9,000箇所の整備工場と提携しているため、引っ越し後のメンテナンスも安心です。

サポートも充実していて、専用カスタマーセンターが用意されています。24時間365日対応していて、予算や希望に合わせて安いプランを組んでもらうことができます。

③:MOTA

月額料金 新車:5,830円(税込)~
※頭金0円、ボーナス払い35,200円(年2回)、11年
最安の車種 ミライース(新車)
リース期間 5年/7年/11年
新車/中古車 両方
リース料に含まれるもの 登録費用、各種税金、車検、メンテナンス費用
リース車のメーカー 国産全メーカー&レクサス
備考 車がもらえる

新車を5,940円(税込)と安いリース料で利用できるモータは、「株式会社モータ」が提供するカーリースサービスです。

そんなモータの主な特徴です。

  • 最長11年のリース期間を選択可能
  • リース期間が終了すると車がもらえる
  • 最長7年の新車延長保証がある

モータのカーリースには「メンテナンスパック」と「メンテナンスパックプレミアム」の2種類が用意されています。後者に加入すると車検やオイル交換以外に、ワイパーゴムやブレーキオイルなどの消耗品も交換してもらうことが可能です。(年1回などの上限あり)

ほかにも、モータには新車延長保証があります。

通常の新車保証は3年もしくは6万kmまでですが、モータなら最長7年・距離無制限の延長保証を付帯することもできます。

④:リースナブル

月額料金 新車:6,600円(税込)~
※頭金0円、ボーナス払い46,200円(年2回)、9年
最安の車種 ミライース(新車)
リース期間 3年/5年/9年
新車/中古車 新車
リース料に含まれるもの 登録費用、各種税金、車検、メンテナンス費用
リース車のメーカー 国産全メーカー
備考 車の中途解約が可能

新車で6,600円(税込)から利用できる安いカーリースのリースナブルは、「株式会社三和サービス」が提供しています。

大きな特徴は、以下のとおりです。

  • 契約者向けの車両割引があるので安い
  • 5年のメーカー保証が付帯
  • リース期間中に乗換えや買取りができる

車両割引があるので、普通車であっても月額6,600円(税込)と安い料金で購入することができます。5年と長期のメーカー保証が付帯するので、万が一の故障時も安心です。

また、他社カーリースは中途解約時に違約金が発生しますが、リースナブルならリース期間中に解約して乗り換えたり買い取ったりすることもできます。

⑤:定額カルモくん

月額料金 新車:11,220円(税込)~
※頭金0円、ボーナス払い0円、11年
最安の車種 ミライース(新車)
リース期間 1~11年
新車/中古車 両方
リース料に含まれるもの 登録費用、各種税金、車検、メンテナンス費用
リース車のメーカー 国産全メーカー
備考 中古車リースは最短4日で納車

最後の安いカーリース「定額カルモくん」は、「ナイル株式会社」が提供するサービスです。

大きな特徴は、以下のとおりです。

  • 最長11年のリース期間も選べる
  • 特典が多い
  • 故障時の保証が手厚い

最長11年のリース期間があるので、ボーナス払いなしの安い月額料金で利用することもできます。

定額カルモくんは特典が多く、審査やネットの申し込みでキャッシュバックや割引といったキャンペーンが用意されていることもあります。

修理の受付は365日24時間であり、修理費の上限はありません。そのため、新車だけでなく中古車のカーリースであっても安心して利用することができます。

カーリースの料金が安い理由

リース料の支払い

カーリースの料金が安い理由は、以下のとおりです。

  1. 1. 「残価設定」を採用しているから
  2. 2. 初期費用が不要
  3. 3. 税金や車検、メンテナンス費用が不要

上から順番に確認していきましょう。

理由①:「残価設定」を採用しているから

残価設定があるカーリースは、リース料が安くなります。

理由は、車両本体価格から「契約時に設定した車の残価(契約満了後の車の市場価格を予想した価格)」を差し引いた金額を支払っていくからです。

ただし、リース期間満了後の車両価格が残価を下回っている場合は、差額の支払いリスクがあるので注意が必要です。

カーリース会社によっては、リース終了後は残価を支払えば購入できる場合もあります。

毎月のリース料を安く抑えるなら「残価設定のあるカーリース」を選びましょう。

理由②:初期費用が不要

初期費用がないことも、カーリースが安い理由のひとつです。

車の購入では車両本体価格だけでなく、自動車税、自動車重量税、リサイクル料金、自賠責保険料、各種手数料などの支払いが発生します。現金一括購入の場合はもちろん、ローンでの購入も多くの場合は頭金を支払う必要があります。この金額は車両本体価格の2割前後を占めることもあり、まとまった初期費用を用意しなければならないのです。

一方のカーリースなら、毎月のリース料に上記の費用が含まれています。

初期費用を安くするなら、カーリースの利用をおすすめします。

理由③:税金や車検、メンテナンス費用が不要

維持費がかからないことも、カーリースが安い理由です。

車を購入すると、所有する期間に自動車税、車検、オイル交換(オイル性能や走行距離で回数は変動)のほか、思いがけない消耗品の交換や修理の費用が発生することもあります。

一方のカーリースなら、それらの費用をリース料に含めることができます。メンテナンスしてもらえるお店を探す手間がかかりませんし、急な出費も発生せず家計管理も楽になります。

以上から、支出を一定にしたいのであればカーリースの利用をおすすめします。

カーリースの料金を安く抑えるためのポイント

カーリースの手続き

実際の見積りなどでカーリースの料金が高いと感じる場合、安く抑えることも可能です。リース料を安く抑えるためのポイントは、以下のとおりです。

  1. 1. 車体価格の高額な車種は選ばない
  2. 2. メンテナンスの有無を検討する
  3. 3. リース期間を長くする

それぞれの詳細を順番に見ていきましょう。

ポイント①:車体価格の高額な車種は選ばない

1つめのポイントは、高額な車種やグレードを避けることです。

毎月のリース料は、「選んだ車種の車両本体価格」によって大きく左右されます。たとえば軽自動車など、安い車両本体価格の車を選ぶことで、毎月のリース料は少なくなるのです。

どうしても車種を変えたくない場合は、グレードを落としたり中古車にしたりする方法もあります。なお、普通自動車から軽自動車にすると自動車重量税を安くすることもできます。

少しでも安くカーリースを利用するなら、車両本体価格の安い車にしましょう。

ポイント②:メンテナンスの有無を検討する

2つめのポイントは、メンテナンスの有無です。

メンテナンスの有無によっても毎月のリース料は変わるのですが、車は工業製品である以上、故障のリスクは避けられません。

万が一カーリース車が故障してしまうと、内容によっては高額な修理費用が発生してしまいます。「低年式かつ走行距離の多い中古車」をリースする場合や、新車であっても長期間のリースをする場合は、メンテナンスプランに加入しておくことで、高額な修理費用のリスクを回避できます。

しかし、新車リースに付帯するメーカー保証の期間中に別の車に乗り換える予定があるなら、メンテナンスプランを選ぶメリットは低いといえるでしょう。

状況に応じてメンテナンスの有無を検討することで、安いリース料に抑えられます。

ポイント③:リース期間を長くする

3つめのポイントは、リース期間です。

リース期間を長くするほど分割される回数が多くなるので、毎月のリース料は安くなります。

カーリース会社によって選べるリース期間は異なりますが、長く設定しているカーリース会社であれば10年前後のものもあります。

ただし、リース期間を長くすると安いリース料で利用できますが、支払いが終わらないなどの問題もあるので注意が必要です。自分のライフスタイルに合った計画を立てるようにしましょう。

まとめ:安いカーリースをみつけて上手にリースを利用しよう

カーリースでドライブする家族

カーリースの需要は年々増加していることもあって、多様な中からカーリース会社を選ぶことができます。

しかし、安いリース料にこだわりすぎてしまうと逆に大きな出費が発生することもあるので、各社のサービスやプランといった内容はきちんと確認しておくことをおすすめします。たとえば、リース料に含まれている保証やメンテナンスも内容や期限が各社によって違うので、注意が必要です。

そのほか、カーリース会社によってはキャンペーンや割引などが用意されていることもあるので、上手に活用するとお得にカーリースを利用できます。

自分に合ったカーリースサービスをみつけて、快適なカーライフを送りましょう。

近藤大助

【プロフィール】
近藤 大助自動車メディアでの執筆経験は約5年。エイチームの「ナビクルcar」や「トヨタの中古車アプリ・remobii」の記事のほか、八重洲出版のバイク専門誌「モーターサイクリスト」、中古車ガリバー、Keeper Proといった大手の出版社や企業の記事を執筆。「Yahoo!ニュース」掲載経験あり。

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