車は購入よりもサブスクがおすすめ!車のサブスク「カーリース」とは

車のサブスクって、本当にお得なのでしょうか?サブスクで車に乗り始めてから後悔することのないように、車のサブスクのメリットやデメリット、また、リース会社を選ぶ際のポイントについて知っておきましょう。

車のサブスクとは?

車のサブスクとはどのようなサービス?

車のサブスク(カーリース)なら、毎月定額で車に乗れる

サブスクリプション(通称サブスク)とは、毎月定額で商品やサービスを提供するビジネスモデルのこと。従来は、多くのものを所有することが「豊かさ」であると考えられてきましたが、ものが溢れている現代では、人々はものを所有することにそれほど執着していません。それよりも、ものを利用したり、サービスを体験したりすることに重きを置く人が増えています。ものを所有せずに利用するサブスクは、そんな現代の人々のニーズに合っているサービスであると言えるでしょう。

サブスクというと、動画配信や音楽配信を想像する人が多いかもしれませんが、実は、車にもサブスクがあります。サブスクなら、自分で購入しなくても毎月定額で車を使用可能。気軽に車に乗れることから、近年、人気はどんどん高まっています。また、似たようなサービスとして「カーリース」というものもあります。両者には若干の違いがあるものの、基本的なサービスは同じなので、この記事では「車のサブスク」=「カーリース」として解説していきます。

車のサブスク(カーリース)の月額料金にはどんな費用が含まれる?

車のサブスクの月額料金は、どのように算出されているのでしょうか。ここで、5年契約で本体価格が350万円の車をリースする場合について考えてみましょう。この車の5年後(契約満了時)の残価を200万円と想定すると、5年間(60カ月間)の契約期間中に150万円分車を使用しているということになります。この金額に、車の登録にかかる費用や、車を持つことで発生する税金、車検費用、メンテナンス費用などの諸費用などを加え、それを契約期間(60カ月間)で分割した金額が、毎月支払うリース料金ということになります。

車のサブスクを利用するメリット

車のサブスクにはメリットがたくさん

サブスクなら、初期費用を抑えて好きな車に乗れる

車のサブスクを利用するメリットの一つが、車に乗るための初期費用を抑えられること。車はかなり高額ですので、「車が欲しいけれど、資金がないため購入できない」という方もいるでしょう。また、ローンで車を購入する場合でも、「頭金」としてある程度まとまった資金は必要となります。

これに対し、車のサブスクなら、車を購入するときのようなまとまったお金は一切不要。利用開始から契約満了まで、ずっと料金は定額です。しかも、一般的にサブスクで使用する車は新車で、契約者自身が好きな車種や仕様、オプションを自由に選択できます。車のサブスクを利用すれば、まとまったお金がなくても気軽に好きな車に乗れそうです。

サブスクなら、車の維持費も毎月定額にできる

車のサブスクで毎月定額にできるのは、車の本体価格だけではありません。車は、購入した後も税金や車検、メンテナンスなどで何かと費用がかかるものですが、サブスクなら、プランによってはこれらの維持費もすべて月々の料金にコミコミ。車のサブスクを利用すれば、購入後の大きな出費を気にする必要がなくなり安心です。車に関する毎月の出費を一定にできるので、家計の管理も楽になります。

サブスクを利用すると、車のメンテナンスをプロに任せられる

車は使用するうちに次第に劣化していくため、定期的なメンテナンスが必要です。でも、「どのようなタイミングで、どのようなメンテナンスを行うとよいかわからない」「メンテナンスを依頼する業者を自分で探して手配するのが面倒...」という方も多いのではないでしょうか。

車のサブスクなら、車検やメンテナンスの時期になると、リース会社から通知があるので、適切なタイミングに必要なメンテナンスを受けられます。また、メンテナンスはリース会社の指定した整備工場で行うので、自分で業者を探す手間も省けます。

サブスクなら、短期間での車の乗換えもスムーズ

車のサブスクを利用すれば、車の乗換えも簡単。一般的に車を買い替える場合は、古い車を中古車買取り業者に売却するなどして処分しなくてはなりませんし、新しい車の購入のためのまとまったお金も用意しなくてはなりません。しかし、サブスクなら、契約満了時に車を返却し、別の車のリース契約を結べば乗換えが完了。「常に新車に乗っていたい」「子どもの成長など、ライフステージの変化に合わせて車も替えたい」という方には特に車のサブスクがおすすめです。

車のサブスクにデメリットはある?

車のサブスクに対する疑問を解消したい女性

利用者にとってメリットの多い車のサブスクですが、デメリットはあるのでしょうか?車のサブスクを利用する上で注意すべき点について知っておきましょう。

車のサブスクは中途解約できない

車のサブスクを利用するときは、最初に契約期間を設定します。設定できる契約期間はリース会社によって異なりますが、乗用車の場合「3年」「5年」「7年」から選ぶのが一般的。設定した契約期間の途中では解約することができません。「仕事で海外に行くことになった」など、やむを得ない理由で中途解約が認められたとしても、「違約金」として残りの期間分のリース料金が請求されてしまいます。車のサブスクの利用の際は、中途解約とならないように慎重に契約期間を選択しましょう。

また、交通事故で車が全損になった場合は、その時点で車のサブスクは強制解約となります。この場合でも、やはり違約金は発生します。こういったリスクに備えるには、任意保険が有効です。任意保険に加入していれば、違約金を保険金で賄える可能性があります。車のサブスクを始めたら、ぜひ任意保険にも加入しましょう。

サブスクの場合、走行距離制限があることも

車のサブスクでは、月々の走行距離に制限が設けられていることが一般的です。車は、基本的に使用するほど劣化していくもの。設定された距離を超える走行を続けると、契約満了時の価値が想定より低くなってしまいます。そのため、走行距離をオーバーすると、追加料金が発生することもあります。

このようなことを防ぐには、契約時に自分の生活スタイルに合わせ、適した走行距離のプランを選ぶことが大切です。また、リース会社によっては、走行距離に制限のないプランを用意していることもあります。「走行距離を気にすることなく、好きなだけ車を使いたい」という場合は、そういったプランを検討してみるのもよいでしょう。

マイカーのように自由にカスタマイズできない

車にこだわりのある方の中には、「愛車を自分好みにカスタマイズしたい」という人もいるでしょう。ですが、車のサブスクを利用する場合は、マイカーのように自由にカスタマイズすることはできません。これは、契約満了時に車を元の状態で返却する必要があるためです。

ただし、簡単に取り外して原状回復できる範囲のカスタマイズならOKとしているリース会社がほとんどです。車のカスタマイズをお考えの場合は、契約前にリース会社にカスタマイズの可否を確認しておきましょう。

サブスクだと、いつまでも車が自分のものにならない?

「サブスクは、いつまでたっても車が自分のものにならないのでお金がもったいない。自分で車を購入したほうがよいのでは...?」と考える方もいるかもしれません。 実は、リース会社やプランによっては、契約満了時に残価を支払うことで車の買取りができる場合もあります。「最終的には車を自分のものにしたい」とお考えの方は、事前にリース会社に車の買取りが可能かどうかを確認しておきましょう。

車のサブスクを利用したい。自分に合ったリース会社はどう選ぶ?

車のサブスクの選び方のポイント

車のサブスクのプランは、リース会社によって異なります。車のサブスクで後悔しないためには、自分に合うリース会社選びがとても重要です。では、リース会社を選ぶときは、どのようなポイントに注目するとよいのでしょうか。

乗りたい車が選べるリース会社を選ぶ

月々定額で好きな車に乗れるのが、車のサブスクの最大のメリット。そのため、リース会社を選ぶ際は、「自分が乗りたい車に乗れるかどうか」が大きなポイントとなります。

ところで、車のサブスクには、自動車メーカーが運営するものとそうでないものの2種類があります。自動車メーカーが運営するものは、ディーラーで整備が受けられるというメリットがありますが、取り扱う車種はそのメーカーの車だけです。
これに対し、ガソリンスタンドやカー用品店など、自動車メーカー以外が運営する車のサブスクは、多様なメーカーの車種を取り扱っていることがほとんど。乗りたい車を自由に選べるというメリットがあります。

メンテナンスの有無で選ぶ

車のサブスクには、大きく分けて「メンテナンスリース」と「ファイナンスリース」の2種類があります。メンテナンスリースの月々の料金には、車両本体価格に加え、契約期間中の税金やメンテナンス費用などの維持費もすべてコミコミ。これに対し、ファイナンスリースの料金にはメンテナンス費用は含まれていません。そのため、ファイナンスリースのほうが月々のリース料金は安くなりますが、車検やメンテナンスのたびに別途費用が発生します。「車に関する費用を定額にして、安心して車に乗りたい」という方は、メンテナンスリースを選ぶことをおすすめします。

「オープンエンド」と「クローズドエンド」、どちらの契約方式を選ぶ?

車のサブスクの契約方式には「オープンエンド」と「クローズドエンド」の2種類があります。これらの違いは、契約満了時に残価精算があるかどうか。オープンエンド方式では、契約前に車の予定残価を利用者に開示しており、契約満了時に差額が出た場合は精算が必要になります。また、オープンエンド方式の場合は、契約満了時に残価を支払うことで、車を買い取ることができます。

これに対し、クローズドエンド方式では、契約前に予定残価は公開されません。契約満了時の残価精算は基本的にないため、安心して利用できるというメリットがあります。

契約満了後の選択肢で選ぶ

車のサブスクは、一定期間定額で車を借りるサービス。契約が終われば車は返却するのが基本です。ただし、リース会社によっては、契約満了時に車の買取りができる場合もあります。「契約が終わったら、車を買い取って乗り続けたい」とお考えのときは、車の買取りが可能なリース会社を選ぶようにしましょう。

自分に合った契約年数を選べるリース会社を選ぶ

車のサブスクは中途解約ができないため、契約期間選びは重要です。ほとんどのリース会社では、契約期間を3年以上としていますが、中には、1年単位や1カ月単位で利用できるものもあります。車のサブスクを利用するときは、自分の希望する期間で利用可能なリース会社を選びましょう。

カーリースなら、メリットいっぱいのコスモMyカーリースがおすすめ!

自分に合うサブスクを見つけて車の運転を楽しむ女性

コスモMyカーリースなら、車種やプランの選択肢も豊富

リース会社選びに迷ってしまった方には、コスモMyカーリースがおすすめ。コスモMyカーリースなら、国産全メーカー・全車種から乗りたい車を選べます。また、フルメンテナンスがついて安心の「ゴールドパック」、一部のメンテナンスは含まず、その分月々の費用を抑えた「シルバーパック」、メンテナンスなしの「ホワイトパック」の3種類から、ご自身に合うメンテナンスパックを選べます。

コスモMyカーリースは、契約満了時の選択肢も豊富。車の返却や乗換え以外に、車を気に入ったときは再リースしたり買取りすることもできます(契約内容によって異なります)。

さらに、コスモMyカーリースなら、契約期間中はガソリンが値引きされるといううれしいサービスも。身近なガソリンスタンドで契約できるので、給油ついでにスタッフに車のことを気軽に相談できて安心です。

まとめ:自分に合ったリース会社を選び、サブスクで好きな車に乗ろう

サブスクで憧れの新車を運転

車のサブスクは、車両本体価格も維持費もずっと定額で好きな車に乗れるメリットいっぱいのサービスです。「サブスクだと、車が自分のものにならないのでは?」「走行距離に制限があるため、自由に車に乗りづらいのでは...」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、リース会社やプランによってはそれらの不安はすべて解決可能です。ぜひ、自分に合ったリース会社やプランを見つけて、サブスクで便利なカーライフを始めてみてください。

今村まりな

【ライタープロフィール】
今村 まりな教育現場に勤務しながら、2015年よりフリーライターとしての活動をスタートする。2019年からは大手自動車メディアでコラムの執筆を担当。これまでにカーリースや自動車保険などカーライフに関する記事を300本以上制作している。

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