カーリースの必要書類とは?取得方法もチェックしておこう

カーリースの必要書類にはどのようなものがあるのでしょうか?カーリースの審査や契約の手続きをスムーズに進めるため、準備しておくべき必要書類とその取得方法について詳しく解説します。

必要書類を準備する前に、まずはカーリースの契約の流れを知ろう

必要書類を揃える前に知りたいカーリースの流れ

カーリースの契約は、どのような流れで行うのでしょうか。リース契約の手順について見ていきましょう。

カーリース契約の手順(1)車を選び、見積りを依頼

まずは乗りたい車を選びます。カーリースでは、新車を選べることが一般的。しかも、グレードや車体の色、カーナビやETCなどのオプションも自由に選択でき、まるで新車を購入するときと同様に自分好みの車を注文することができます。

車を選んだら、次はプランの選択です。ここでは、メンテナンスの有無や契約期間、月間走行距離などを決めます。お好みのプランを選び、見積りを依頼しましょう。

カーリース契約の手順(2)審査を受ける

カーリースの利用には審査があります。カーリースは、毎月定額で数年間車を借りるサービス。長期間の契約のため、途中で「リース料金を支払えない」なんてことにならないように、リース会社はあらかじめ契約者にリース料金を支払う能力があるかをきちんと調査しておく必要があるのです。

審査では、契約者の職業や年収、信用情報(これまでの信用取引の履歴)などがチェックの対象となります。審査にかかる日数は、数日~1週間程度が目安です。

カーリース契約の手順(3)契約の手続きを行う

無事に審査に通ったら、いよいよ契約です。リースする車やプランなど、申し込みの内容を再度確認し、契約書にサインします。また、契約までに、車を登録するための必要書類も準備しておきましょう。契約書の作成と必要書類の提出が完了すれば、契約が成立します。

カーリース契約の手順(4)納車

契約が完了したら、納車のスケジュールを調整します。なお、リース契約が成立しても、すぐに納車されるわけではありません。新車のカーリースの場合、申し込み後に車を注文するため、納車までに数週間~3ヶ月程度かかるといわれています。

カーリースの契約をしたら、納車までにぜひ任意保険の加入手続きを行いましょう。カーリースの月々の料金に税金やメンテナンスの費用が含まれていたとしても、任意保険は含まれないことが一般的です。リース車でのもしもの事故に備えるため、任意保険の加入をご検討ください。

カーリースの必要書類の一つ、「車庫証明」の取得方法

車庫証明はカーリース利用のための必要書類

カーリースを利用するには「車庫証明」が必要です

カーリースを利用する際の必要書類の一つに「車庫証明」があります。車庫証明とは、車の保管場所が確保されていることを証明する書類のこと。正式には「自動車保管場所証明書」といいます。

カーリースでは、車が必要なときだけその都度車を借りるレンタカーとは異なり、数年間の契約期間中ずっと車を契約者自身が保管し続けることになります。そのため、契約者が車を管理できる場所を用意する必要があるのです。

車庫証明を取得する際、車の保管場所とする場所には以下の条件が設けられています。

  • 自宅(または車を使用する本拠地)から直線距離で2km以内にあること
  • 道路以外の場所であること
  • 車全体を収容でき、支障なく道路への出入りができること

「カーリースを利用したいけれど、自宅に駐車場がない」という場合は、まずは上記の条件を満たす駐車場を見つけましょう。

カーリースの場合、車庫証明はいつまでに必要?

車庫証明は、車の登録時に必要な書類です。カーリースの場合、一般的に契約までに車庫証明を準備しておく必要があります。

ここで注意しなければならないのが、車庫証明は即日発行できないということ。車庫証明の発行には、数日~1週間、長くて10日ほどかかる場合もあります。カーリースの契約をスムーズに進めるために、車庫証明の申請は早めに行っておくことをおすすめします。

車庫証明はどのように取得する?

車庫証明の申請は、管轄の警察署で行います。まずは警察署で申請のための必要書類をもらいましょう。書類の種類は以下の通りです。なお、必要書類は、WEB上からダウンロードすることもできます。

  1. (1)自動車保管場所証明申請書
  2. (2)保管場所の所在図・配置図
  3. (3)運転免許証など、車の使用者の住所を確認できるもの
  4. (4)保管場所使用権原疎明書面(自認書) ※借りている車庫の場合は不要
  5. (5)保管場所使用承諾証明書 ※自身が所有する車庫の場合は不要

ここで、それぞれの書類に記入すべき内容について見ていきましょう。

まずは、(1)の「自動車保管場所証明申請書」についてです。こちらの書類に記入する内容は次の通りです。

  • 車のメーカー名や型式
  • 車のサイズ(長さ・幅・高さ)
  • 車の使用者の住所
  • 車庫の住所
  • 車の使用者の氏名と連絡先
  • 車庫の所有者

このほかに、「車台番号」を記入する欄もありますが、車台番号は車が工場から出荷されるまでわかりませんので、ひとまず空欄にしておきましょう。

(2)の「保管場所の所在図・配置図」には、左右に2つの記入欄があります。左側には自宅と車庫の所在がわかる地図を書きます。WEB上から地図を印刷して貼りつけてもかまいません。そして、自宅と車庫を直線で結び、その間の距離を記載しましょう。

右側の欄には車庫の配置を詳しく図示します。道路の幅や車庫の長さ・幅も記載してください。

(4)の「保管場所使用権原疎明書面(自認書)」は、自身で車庫を所有する場合のみ必要な書類です。リース車が普通自動車の場合は「証明申請」、軽自動車の場合は「届出」に○をつけ、住所や氏名などの必要事項を記入しましょう。

(5)の「保管場所使用承諾証明書」は借りている車庫の場合のみ必要な書類です。ここには、車庫の住所や使用者の住所・氏名、使用期間の記入、車庫の所有者(または管理者)の署名・押印などが必要です。なお、こちらの書類については、駐車場の賃貸借契約書のコピーで代用可能な場合もあります。

書類に必要事項を記入したら、管轄の警察署で申請を行います。後日、車庫証明が発行されたら、警察署に受け取りに行きましょう。このとき、交付される書類は以下の3つです。

  • 車庫証明(自動車保管場所証明書)
  • 保管場所標章
  • 保管場所標章番号通知書

なお、申請時と交付時にはそれぞれ手数料がかかります。申請時の手数料は、都道府県ごとに異なりますが2000円ほど、交付時の手数料は500円です。

軽自動車の場合は車庫証明はいらない?

普通自動車のリース契約には車庫証明が必要ですが、実は、軽自動車をリースする場合は、契約時に車庫証明は必要ありません。しかし、だからといって「軽自動車をリースする場合は車の保管場所を用意しなくてもよい」というわけではありません。軽自動車の場合は、車庫証明を取得する代わりに「保管場所届出」の申請が必要です。「保管場所届出」の申請方法も、車庫証明の申請と基本的には同様です。

カーリースで車庫証明以外の必要書類には何がある?取得方法は?

カーリース利用のため必要書類に記入する女性

カーリースを利用する際、車庫証明以外にもいくつかの必要書類があります。必要書類はリース会社によって異なりますが、以下の書類が必要となることが一般的です。

  • 運転免許証
  • 住民票の写し
  • 印鑑登録証明書

また、これらのほかに実印や銀行届出印が必要な場合もあります。それぞれの書類が必要なタイミングや取得方法について見ていきましょう。

審査時の必要書類「運転免許証」

カーリースの審査時、本人確認書類として運転免許証が必要です。審査の際は、お手元に運転免許証を準備しておきましょう。なお、有効期限切れの運転免許証は使用できませんのでご注意ください。

カーリースの審査時に「住民票の写し」が必要なケースも多い

カーリースの審査を受ける際、リース会社によっては住民票の写しが必要となる場合もあります。住民票の写しは、現住所を確認するための書類として使用されます。カーリースの審査を受けるときは、事前に「住民票の写しは必要かどうか」をリース会社に確認しておきましょう。

住民票の写しは、市区町村役場や各出張所の窓口のほか、郵送での取り寄せも可能です。窓口での申請の場合は、請求書(窓口またはWEB上からダウンロード)に必要事項を記入し、本人確認書類を一緒に提出します。本人確認書類については、運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真ありの場合は1種類、健康保険証など顔写真なしの場合は2種類必要となります。

また、マイナンバーカードをお持ちの方であれば、住民票の写しをコンビニエンスストアのマルチコピー機で取得することもできます。コンビニエンスストアなら、「役場の窓口が開いている時間に書類の申請に行くのが難しい」「書類の取得に時間をかけたくない」という人でも、好きなときに短時間で住民票の写しを取得できるので便利です。

なお、住民票の写しは、取得から3ヶ月以内のものを使用することが一般的です。取得して3ヶ月を経過した書類は無効となってしまうのでご注意ください。

「印鑑登録証明書」もカーリース契約時の必要書類の一つ

カーリースの契約時には、印鑑登録証明書も必要です。印鑑登録証明書も住民票の写しと同様に、現住所を証明するための必要書類です。

印鑑登録証明書は、市区町村役場の窓口やコンビニエンスストアのマルチコピー機で取得できます。取得のための手続きは住民票の写しと同様です。

コスモMyカーリースなら、手続きも必要書類の準備も楽チン

コスモMyカーリースは必要書類の取得も簡単

「カーリースを利用したいけれど、リース会社がたくさんあって、どれを選ぶとよいかわからない」そんなときは、コスモMyカーリースがおすすめです。コスモMyカーリースなら、国産全メーカー全車種から好きな車を選べるので、乗りたい車がきっと見つかるはず。また、フルメンテナンスの「ゴールドパック」やメンテナンスなしの「ホワイトパック」など、異なる3種類のメンテナンスパックから、ご自身の車の乗り方に合ったプランをお選びいただけます。

審査から契約まで、WEBで手続きできる

コスモMyカーリースは、お近くのコスモのサービスステーションの店頭のほか、WEBからも手続きが可能です。まずはコスモMyカーリースのWEBサイトから審査の申し込みを行いましょう。申し込みフォームに名前や連絡先など自分自身に関する情報や勤務先の情報を入力するだけで、簡単に審査を申し込むことができます。なお、このときの必要書類は、運転免許証です。

審査を通過すると、担当のカーライフコンシェルジュから連絡が来るので、申し込み内容を確認してください。申し込み内容が確定したら、郵送で契約書が送られてきます。契約書にサイン・押印し、必要書類と一緒に返送すれば、契約は完了です。その後、提携しているディーラーから車両登録のための必要書類が送られてきますので、必要事項を記入して返送してください。その後、いよいよ納車となります。

このように、コスモMyカーリースは、審査から契約まですべてWEB上で完了。自宅にいながら手続きできるので楽チンです。

コスモMyカーリースは、必要書類の取得も簡単

カーリースの必要書類のうち、最も取得に手間がかかるのが車庫証明。警察署で書類をもらい、必要事項を記入して提出し、後日、車庫証明を受け取りに行くとなると、合計3回も警察署に足を運ばなくてはなりません。

コスモMyカーリースなら、提携するディーラーから車庫証明の取得に必要な書類を送ってもらえるので、必要事項を記入して返送するだけでOK!ディーラーが車庫証明の取得を代行してくれるので、自分で警察署に行く手間を省けます。

まとめ:必要書類を揃えて、スムーズに手続きを進めよう

必要書類を提出し、カーリースの契約完了

カーリース利用時の必要書類は、次の通りです。

  • 車庫証明
  • 運転免許証
  • 住民票の写し
  • 印鑑登録証明書

これらの必要書類をきちんと揃えて、スムーズに契約の手続きを進めましょう。特に、車庫証明は取得に数日~1週間程度かかるため、早めに準備しておくことをおすすめします。

なお、リース契約時の必要書類はリース会社によって異なる場合があります。まずは、利用するリース会社に「どの書類が必要か」を確認してみましょう。

今村まりな

【ライタープロフィール】
今村 まりな教育現場に勤務しながら、2015年よりフリーライターとしての活動をスタートする。2019年からは大手自動車メディアでコラムの執筆を担当。これまでにカーリースや自動車保険などカーライフに関する記事を300本以上制作している。

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